いじめを弁護士に相談し解決する重要性。

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もし我が子が学校でいじめに遭っていたとしたら、あなたならどうしますか?

先生や教育委員会などに相談して解決できればよいのですが、その解決が難しい時は、弁護士に相談するという方法も有効です。

今回は、いじめの解決のために弁護士に相談する方法について考えます。

子どものいじめを弁護士に相談することは、大げさなことではない

愛しい我が子がいじめに遭っていると知れば、多くの親はいても立ってもいられない心境になるでしょう。

しかし、そういう時こそ、冷静な行動を心がけましょう。

まずは、担任の先生や、信頼できる先生に相談をし、それでも解決が難しければ教育委員会、子育て支援センター、児童相談所などに相談して、解決の方法を探るのが一般的です。

しかし、不幸にもそれでも解決ができなければ、弁護士に相談するという方法があります。

 

「子どもの問題で、弁護士に相談するとは大げさなのではないか?」
「弁護士に相談すると、裁判沙汰になってしまうのでは?」
「弁護士費用が心配で・・・」

そう考えてしまう親も多いかと思います。

しかし弁護士への相談は、全てが裁判になるというものではありません。また、弁護士費用もできる限り抑えることも可能です。

何より、学校の中で起こっているため法的なものとは切り離して考えがちですが、いじめは傷害罪、侮辱罪、恐喝罪など、法に触れていることも多いのです。

そもそも日本では、いじめによって子どもの尊厳が侵されることがないよう、「いじめ防止対策推進法」という法律が平成25年9月に施行されています。

この法律でも、いじめは子どもの生命や身体に重大な危険を及ぼす恐れがある、ということがはっきりと示されています。

いじめから我が子を守るためには、弁護士への相談も視野に入れてその解決の方法を探ることは、少しも大げさなことではないのです。

 

いじめに関する弁護士への相談、その第一歩は?

映画やテレビドラマで描かれる弁護士は、決して善人ばかりではありません。またニュースなどでは、資格を悪用している弁護士のことも報じられています。

しかし大多数の弁護士は、依頼人の利益のために最善を尽くしてくれています。

まして、いじめによる悲しい事件や事故がなくならず、その度に大きく報じられている昨今は、いじめから子どもを守るための活動をしている弁護士がたくさんいます。

一方で、普段は、弁護士に法的に何かを相談するということはほとんどありませんから、いじめに限らず、弁護士に仕事を依頼する際、最初に大きな問題となるのは、「どうやって弁護士を探せばよいのか?」ということでしょう。

そういう時は、周りに知っている弁護士がいないか訊いてみたり、インターネットで検索をしてみたりすることが多いのですが、いじめに関しては、その第一歩として、「子どもの人権相談窓口」に電話してみることが有効です。

この電話窓口では、弁護士が電話で相談にのってくれます。電話ですから、弁護士費用はかかりませんし、名乗る必要もありません。

そこで相談にのってもらった後、我が子を苦しめているいじめの状況が解決できなければ、本格的に弁護士への相談を検討しましょう。

 

弁護士への相談費用は?

弁護士への相談の決心がついても、次に心配になるのは、「弁護士費用」の問題でしょう。
「子どもの人権相談窓口」では、相談費用がかからないことは述べたとおりですが、やはり特定の弁護士に相談するとなると、どうしても弁護士費用がかかってくるものです。

しかし、収入が一定以下であれば、3回までは無料で相談できる「法テラス」という制度があります。

もし有料となった場合も、弁護士費用は一度「法テラス」が立て替えてくれ、依頼人はその立て替え分を「法テラス」へ分割で払っていくことができる制度もあります。

私は大学院生時代、友人とともにあるトラブルに巻き込まれ、おそるおそる法テラスを訪れた経験があります。そこで出会った弁護士は、親身になって相談にのってくれました。

トラブルを解決するためにアドバイスをしてくれるだけでなく、その場でトラブルとなっている相手に連絡もしてくれ、その日のうちに解決することができました。

1回の相談の範囲内でのことだったので無料でしたし、すぐに解決してくれて、とても助かったことを覚えています。弁護士とは、困っている人の味方をしてくれる存在なのだと実感しました。

また、例え収入が一定以上の家庭であっても、初回は相談費用が無料という弁護士事務所もあります。

実際の弁護士費用は事務所によって異なりますが、まずは無料で利用できる機会を上手に使い、その時に費用の詳しい説明を受けることができれば、安心ではないでしょうか。
いじめによって、子どもが辛い思いをしているその状況を解決していくために、上手に制度を利用していきましょう。

 

弁護士への相談を決意したら、準備するものは?

いじめの解決のために弁護士への相談を決意したら、何を準備したらよいのでしょうか。
特に弁護士の顔が見えない電話での相談や、時間的に制約のある無料相談などを利用する時は、効率的に、わかりやすく弁護士に状況を説明する必要があります。

また、いじめに遭っている我が子を守りたい気持ちが強くなりすぎて感情的になることを防ぎ、弁護士に冷静に相談するためにも、ある程度の事前の準備が必要です。

そのために、子どもが受けているいじめの状況をあらかじめまとめておきましょう。

できれば、いじめの内容とその日時、もし心身に傷を負ったのであればその証明となる診断書、学校や教育委員会への相談内容やその対応結果、今の子どもの状況などをまとめておくと良いでしょう。

しかし、子どもから状況を聞く際は注意が必要です。

いじめに遭っていることで、子どもの気持ちはネガティブになっていますから、親にそのことを話すというだけでも、かなりの勇気が必要となっているはずです。

子どもの気持ちをこれ以上傷つけないように、自然な形で状況を把握するように心がけてください。

相談を受ける弁護士は、依頼人の利益のために全力を尽くすことを使命としています。当然、守秘義務もありますので、相談の内容が他に漏れることは絶対にありません。

 

いよいよ弁護士へ相談 その時の心がまえは?

ここまでの準備ができたら、弁護士への相談をするだけです。

いじめによる子どもの辛い状況を解決するため、弁護士へ相談するという方法は、一大決心だったかもしれません。

しかし先にも述べましたが、準備したメモや資料をもとに、あくませ冷静に相談するように心がけましょう。

弁護士は、依頼人であるあなたの話と、持参した資料や証拠を元にして、解決のために一緒に最善の道を探してくれるはずです。

そのためには、どんな小さいことでも、勝手に「これは関係ない」と判断することなく、全てを話しましょう。

また、例え不利になるような事実だと考えられるものでも、包み隠さずに正直に話すことが大切です。

そうしなければ、弁護士はいじめから子どもを守る最善の方法を見つけることができません。

 

我が子のいじめ、弁護士に相談して解決するという方法~まとめ~

我が子がいじめによって辛い思いをしている時、親ができる方法の1つに弁護士への相談があるという視点で考えてきました。まとめてみましょう。

いじめは違法行為であることが多く、例え学校の中で行われていることだったとしても、弁護士に相談することは、決して大げさなことではありません。

また、弁護士への相談は、必ずしも全て裁判になるというものでもありません。

今は子どもの人権問題に真剣に取り組む弁護士も増えてきており、最初の窓口として、無料の相談できる「子どもの人権相談窓口」の活用を検討しましょう。

例え弁護士費用が心配だったとしても、一定の所得以下の方が無料で相談できる「法テラス」や、事務所によって行なっている初回相談無料の制度を活用することで、安心して相談することができます。

弁護士へ相談する決心がついたら、子どもの心理的な傷に注意しつつ、効果的に相談するため、いじめの内容や日時、診断書、学校などへの相談内容や対応結果などの状況をまとめ、また証拠となるものを用意しましょう。

弁護士へ相談する際は、あくまで冷静でいるように心がけるとともに、どんな些細のことでも事実を包み隠さずに、正直に話すようにしましょう。

いかがでしたか。

愛しい我が子がいじめに遭っているという状況を解決するために、少しの勇気をもって弁護士へ相談する、その選択は、有効な解決策のひとつであると言えます。

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