いじめ被害で親がやることはこれだけでよし!

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我が子がいじめに遭っていることを知ったら、親がやることは何だと思いますか?親であるあなたは、落ち込み、混乱するかもしれません。

 

しかし、いじめ被害に対して親がやることは、大きく2つに整理できるので、冷静になって対応しましょう。

冷静になっていじめに対して親がやることを整理する

愛しい我が子がいじめの被害に遭っていると知ったら、親であるあなたは、きっとショックを受け、親がやることは何かを悩み、混乱するかもしれません。

 

しかし、そういう時こそ冷静な気持ちを忘れずに、いじめの解決のために親がやることを整理しましょう。

 

我が子がいじめの被害にあっている時に親がやることは、大きくわけて2つに整理することができます。

 

1つは、子どもにとって安心できる家庭環境を作ることです。

 

そしてもう1つは、いじめを止めるために必要な行動を起こすことです。

 

今回は、我が子が遭っているいじめに対して、この2つの親がやることを、さらに詳しく説明していきます。

 

いじめに対して親がやること① 安心できる家庭環境を作る

いじめについて記事を書いている私も、実は小学3年生と4年生の時の2年間、クラスでいじめに遭っていました。

 

私が受けたいじめは、暴力を振るわれたりするものではなく、集団で無視をされたり、上靴を隠されたりする、かなり陰険なものでした。

 

私は当時、同級生よりも身体がふた回りほど大きかったため、力では勝てないことを知っていたいじめの加害者が、巧妙に私を仲間はずれにし、クラスで私を無視する雰囲気を作り上げたのです。

 

そんな時に、最大の味方になってくれたのは、はやり親であり、当時一緒に暮らしていた祖母でした。

 

母は、とにかく毎日、私の好きな食事を作り続けてくれました。当時仕事をしていた母が、忙しくて食事の準備ができない時は、祖母がその代わりに美味しい食事を作ってくれました。

 

母も祖母も、私とコミュニケーションを取るために、あえて私に手伝わさせたり、家庭菜園があった自宅の庭で、一緒に畑作業をしてくれたりしました。

 

そこで私が感じたこと、それは学校だけが自分の居場所なわけではなく、家では必要としてくれる家族がいる、というものでした。

 

そして父は、毎日のようにキャッチボールをしてくれ、大きい身体を生かせるようにと、野球少年団に入るように勧めてくれました。

 

野球少年団に入ったことで、私は学校以外にも居場所を見つけることができ、結果として、大学を卒業するまで野球を続けることができました。

私の両親は(祖母も)、決して学校のいじめについて聞いてきたりはしませんでした。後から聞くと、担任の先生と連絡を取り合い、クラスの様子は全て知っていたのですが、私の家族は、そのことを問い詰めたりはしませんでした。

 

いじめに遭っている子どもに対して親がやることを、私の両親は子どもの安心を作ることだと決め、それを徹底してくれていたのです。

 

やがて、父が勧めてくれた野球で、北海道内の優秀選手に選ばれるなど、結果を残すことができ、いじめの加害者も野球少年団に入団したこともあり、いじめを乗り切ることができたのです。

 

いじめに対して親がやること② 事実を証明できる証拠を集める

我が子のいじめに対して親がやること、その大きな2つ目は、いじめを止めさせるために必要な行動を起こす、というものですが、これは順序立てて親がやることを整理しておく必要がありますので、少し詳しくお話しします。

 

私が受けていたいじめの場合は、暴力や持ち物の破損などではありませんでしたし、野球との出会いによって、結果としていじめを乗り切ることができました。

 

しかし、世の中のいじめには、直接的に暴力を振るわれて怪我をしたり、教科書やノート、衣服などを汚されたり、破かれたりすることもあります。

 

また、インターネット環境が子どもにも普及している現在、サイトの掲示板やSNSなどへ、誹謗中傷の書き込みをするという形でのいじめが多いのも現実です。

 

それらのいじめに対して、まず親がやることは、「いじめの証拠を集めておく」ということです。

 

学校や教育委員会に事実確認を行い、いじめを止めさせるための話し合いをしたり、いじめの加害者側に事実を認めさせ、いじめを止めさせるためには、ある程度客観的な証拠が必要となってくるのです。

 

そのためにはまず。いじめの「5W1H」の記録をメモするようにしましょう。

「いつ」「どこで」「誰が(加害者が)」「何を」「なぜ(言いがかりなど)」「どのように」いじめが行われているのか、を整理して記録を残しましょう。

 

「5W1H」は、全てがはっきりしていなくても大丈夫ですから、できる限りの情報をメモし、記録するようにしましょう。

 

そして、物的な証拠、例えば暴力で怪我をしたのであればその診断書や、怪我の様子を撮影した写真、いたずら書きをされた教科書やノート、破かれた衣服などは、「早く捨ててしまいたい」という心理に負けずに、保管しましょう。

 

それらの物的な証拠が、「5W1H」のメモと結びつくことで、動かぬ証拠となります。

 

これらの証拠を掴むことができたら、実際に学校や教育委員会に相談に行くことになります。

 

いじめに対して親がやること③ 学校や教育委員会など、関係機関と協議

 

いじめの証拠を掴んだら、あとは、そのいじめを止めさせるための協議をしていくことになります。

 

まずは、事実関係の確認を学校と行うことになります。

 

こちらは、「5W1H」の記録をはじめ、証拠を持っていますから、学校もその事実を受け入れて、一緒に善後策を考えてくれるはずですが、悲しいことに、そうとばかりは言えないケースも少なくありません。

 

いじめの被害者である子どもが、自ら命を絶ってしまうという事件が起こるたびに、全国ニュースなどで大きく報じられていますが、その多くが、学校がきちんとした対応を取っていれば防げたかもしれないものなのです。

 

私立学校を除いて、日本の学校は多くが公立学校ですから、校長先生をはじめとして先生方は一定期間が過ぎると、人事異動により転校していきます。

 

いじめの発覚は、学校管理上の大きな問題にもなりますので、自分がその学校にいるうちは、いじめ問題を表面化させず、穏便に済ませようと考える先生方が多いということも、事実としてあり得る話なのです。

 

もちろん、親身になって問題の解決に向けて力を尽くしてくれる先生も多いですし、正常な学校であれば、この段階で善後策を見つけることができ、いじめを止めることができるのです。

 

しかし、「5W1H」の記録や物的証拠をもってしても、学校への相談ではラチがあかない場合は、公的に学校を管理している教育委員会に相談することになります。

 

教育委員会の最高責任者である教育長のもと、学校と教育委員会、親が一緒になって解決策を見つけることができることがほとんどですが、悲劇的な事件に発展しまった出来事では、それすらも機能していないこともあります。

 

教育委員会の職員も公務員で、多くが一定期間が過ぎると人事異動によって違う部署に移りますから、その時の担当者によって対応が変わってきてしまうことも否定できないのです。

 

辛く、苦しい思いをして証拠を集めたのに、その証拠をもってしても学校や教育委員会が頼りなかった場合、親がやることとしてどんなことがあるのでしょうか。

 

いじめに対して親がやること④ 法的な措置を検討する

 

私は、いたずらに皆さんの不安をあおるつもりはありません

 

明らかな証拠をもって学校や教育委員会に相談すると、多くのケースがこの段階で解決策を見出すことができ、いじめを止めることができるでしょう。

 

しかし、今の日本の教育制度では、いじめを止めさせるために学校や教育委員会に相談しても、必ず解決できるというものではない、ということはすでに述べた通りです。

 

もし、不幸にもそういう状況になってしまったら、親がやることとしては何があるでしょうか。

 

それは、法的な措置を検討する、ということです。

 

「法的な措置を検討する」とは、「裁判を起こすことを検討する」と同じ意味ではありません。

 

今の時代は、いじめが原因となる悲劇的な事件から子どもを守るために、全国の弁護士も行動を起こしています。

 

そもそも、子ども同士で行われているので「いじめ」と呼ばれていますが、いじめの中には、傷害、器物破損、名誉毀損、侮辱など、刑法で犯罪とされている行為も少なくありません。

 

いじめの事実を客観的に証明できる証拠を持って弁護士に相談すると、親身になって相談にのってくれ、法的な根拠に基づいてアドバイスもしてくれるでしょう。

 

弁護士費用が心配な場合、収入が一定以下の場合に利用できる「法テラス」や、各地の弁護士会が開設し、相談料無料で弁護士に電話で相談できる「子どもの人権相談窓口」などを利用することで、安心して弁護士へ相談もできます。

 

「子ども同士の問題で弁護士に相談すなんて大げさでは?」などと考えずに、まずは愛しい我が子の身の安全を守るために、法的な措置を取ることを検討することも、親がやることの選択肢のひとつとして、持っておきましょう。

 

 

いじめに対して親がやること⑤ 最終手段として休学や転校を検討する

 

いじめから我が子を守るために親がやることの最終手段として考えられるのは、休学や転校を検討するということです。

 

これは、最終的に子どもの身の安全を守るため、「いじめ」が起こっている空間に子どもを行かせないというもので、繰り返しになりますが、最終手段です。

 

休学するとなると、勉強についていけなくなるのではないか心配になりますし、転校するにしても親の仕事との関係で、そう簡単な問題でもありません。

 

しかし、いじめは、最悪のケースとして、子どもが自ら命を絶ってしまうという結末にも発展しかねない問題です。

 

 「死ぬくらい辛いなら、学校には行かなくてもいいよ」
 「いじめのない学校に行って、新しい友達を作ろう」

 

いじめの被害者であるお子さんが、親にそう言ってもらえたら、どんなに嬉しいことでしょうか。

 

悲劇的な事件に発展する前に、我が子を守るためにはこの2つの選択肢を、最終手段として持っておくだけで、親も子どもも安心できるのではないでしょうか。

 

 

いじめを受けている我が子に対して親がやることはどんなことか?~まとめ~

いかがでしたか。

最初に述べた2つ、つまり「子どもにとって安心できる家庭環境を作ること」と、「いじめを止めるために必要な行動を起こすこと」についてお話ししてきました。

 

特に、2つ目の「いじめを止めるために必要な行動を起こすこと」について、順序立てて詳しく説明してきました。

 

・我が子がいじめの被害に遭っていることを知った時に親がやること、それは、
 お子さんにとって安心できる家庭環境を作り、学校以外にも居場所があり、
 家族はお子さんを愛しているんだ、ということを感じさせてあげることです。

・いじめを止めるために必要な行動を起こすために、まずは客観的にいじめを
 証明できる証拠を集めましょう。

・証拠を集めたら、まずは学校に相談をし、それでもダメなら、教育委員会に
 相談をします。しかし今の日本では、学校や教育委員会に相談しても、いじ
 めが必ず解決できるというものではないということも踏まえておきましょう。

・学校や教育委員会に相談をしてもラチがあかない時は、法的な措置を取るこ
 とを検討するため、証拠をもとにして弁護士に相談しましょう。

・そして、いじめから我が子を解放するために親がやることの最終手段は、休
 学や転校を視野に検討することです。これはあくまで最終手段ですから、拙
 速に結論を出すのではなく、できることは全てやった上で検討しましょう。
 いかがでしたか。

 

我が子がいじめに遭っていると知った時も、混乱しパニックを起こすことなく、親がやることを冷静に順序立てて考えて、少しでも早くお子さんをいじめから解放してあげてください。

 

あなたのお子さんが、いじめに負けずに健やかに成長されることを願っています。

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