性的ないじめは小学生でも起こり得る!その実態と対応方法とは

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性的ないじめは、過去に悲惨な事件に発展したものもある非常に重大な問題ですが、特に小学生が当事者であった場合は、積極的な報道がされないのが実態です。

 

今回は小学生の性的ないじめを中心に、その実態と対応方法についてまとめます。

性的ないじめは小学生でも起こり得る その実態とは?

「性的ないじめ」と聞いて、皆さんはどのようなことを連想するでしょうか。

 

情報化が進む現在、小学生でも簡単に性的な情報に触れることができる一方で、心身ともに発達途上の小学生は、深く考えもせずに興味だけに従って性的な行動にでることもあり、それがいじめに発展することは珍しくありません。

 

例えば、2006年に兵庫県で起こった性的いじめの事件は、小学4年生の女子児童が同級生から性的な暴行を受けるという大変ショッキングなものでしたが、被害者も加害者も小学生であることから、あまり報道はされませんでした。

 

また、小学生ではありませんが、1996年に北海道で起こった、女子中学生が被害者となった事件では、最初はスカートめくりの軽度の性暴力がエスカレートし、強姦などの罪で加害者の3人が少年院送致になるまで発展しました。

 

この2つは非常に悲惨な事件ですが、ここまで至らなくても、性的ないじめは子どもたちの身近に潜んでいると言わざるを得ません。

 

その例として、私が小学1年生だった頃の話をします。

 

私が通学していた小学校は、1学年2クラスの小さな学校でしたが、隣のクラスのY君は体も小さく、よくみんなからからかわれる存在の子でした。

 

そのY君がある日から、休み時間に校庭を挟んで向こう側にある公衆トイレに用を足しに行くようになったのです。

 

1生、2年生の教室は校庭側に面していましたので、その様子を窓越しに時々見かけました。
やがて、隣のクラスの私たちにも、その理由がY君が「何度も女子トイレを覘いた」ので、先生が公衆トイレを使用するように命じていたからということが聞こえて来たのです。

 

隣のクラスの私たちは、「そうなんだ」程度にしか思っていませんでしたが、やがてそれが全くの「ガセネタ」であったことがわかったのです。

 

Y君は確かに、一度、男子トイレと女子トイレの入り口を間違え、女子トイレの方に入ってしまいそうになったことはあったのです。

 

それを見ていた周りの男子が、面白おかしく「女子トイレを覘いた」とまくし立てたのです。

 

いずれそれは女子に伝染し、事実ではないのに毎日のように「今日も覘いていた」と担任の先生に報告されるようになりました。

 

女性だった先生も事実関係を確認せずに、Y君に外にある公衆トイレで用を足すことを命じてしまったのです。

 

いつ、どういう理由でその状態が解決されたかまでは覚えていませんが、性的ないじめ意外の何者でもなく、Y君の心に傷を残したでと思われるこの出来事は、30年近く経った今でもよく覚えています。

 

おわかりでしょうか?

 

たった一度の些細な間違いや、たった一つの偶然がきっかけとなって、どんどん問題は大きくなっていき、味方になってくれるはずの先生まで、結果として性的ないじめの片棒を担いでしまっているのです。

 

特に小学生中学年ころまでは、男子も女子も、性的な問題が繊細でデリケートな問題であるという意識が希薄であるので、それが結果としていじめに発展してしまうということが多いのも事実です。

 

また被害者も、自分の意思をはっきりと主張する力も持ち合わせていない場合が多いことも、小学生の性的ないじめの根底にあると考えられます。

 

我が子が性的ないじめの被害者になってしまったら

もしも、我が子が性的いじめの被害者になってしまったら、親としてはどのような対応をとればよいのでしょうか。

すでに述べたように、小学生である場合、自分の意思をはっきりと主張できない場合が多いです。

 

そもそも、被害者も加害者も小学生という心身ともに発達途上の年齢であるがゆえに、それが「性的」に問題がある行動であっても、「いじめ」であるということも意識していない場合も多いのです。

 

例えば、加害者が行なっているものが性的ないじめであっても、被害者がそれを「いじめ」と認識せずに、「ふざけてやった」「遊びのひとつ」として認識してしまうこともあります。

 

また逆に、ある程度成長した思春期だった場合、羞恥心や自責の念などに苛まれ、周りにSOSを出すことができないのも事実です。

 

つまり、子供が性的いじめに遭っているということを、自ら告白することは、非常に難しいのです。

しかし、性的ないじめは、早期に発見し、早期に解決をしなければ、それこそ取り返しのつかない事態に陥る可能性が高いのも事実です。

 

もし、我が子がそういう性的ないじめ被害者となってしまったら、一刻も早くその性的ないじめを止めさせ、我が子の心身の安全を確保しなければなりません。

 

そのためにはまず、我が子の「異変」に気づいてあげることが先決です。

 

特に小学生の低学年から中学年であれば、性的な表現も何の恥じらいもなく口にするものです。しかし会話の中で、例えば「クラスのみんなに見せろと言われた」「友達に触られた」などの発言があった場合、注意が必要です。

 

また小学生も高学年になってくると、第二次性徴が現れ始め、逆に恥じらいがあって、親との性的な会話は避ける子どもが多いです。

 

それ自体は正常ですので、もし性的ないじめに遭っている場合は、他のいじめと同じように、食欲がない、学校の話題を避ける、原因不明の体調不良、成績が極端に下がる、忘れ物が増える、などのサインから察することが必要です。

 

そして、我が子が性的ないじめに遭っている可能性があるということがわかれば、やはりまずは学校に相談するということが大事です。

事実関係の確認を求め、必要な善後策について協議しましょう。もし、担任の先生への相談に不安がある場合は、子どもの心理的な問題にアプリーチしやすい養護教諭などへの相談も有効です。

 

また、親自身の親、つまり子どもの祖父母などは、子育て経験もありますし、適切なアドバイスをくれたりもするものです。

 

 

ここで大切なことは、性的ないじめに遭っている我が子のプライバシーが守られ、さらに傷つくことがないように慎重に行動するということです。

 

安易に保護者同士で意見を求めたり、SNSで情報を発信してしまうことは避けるようにしましょう。

 

性的ないじめは小学生でも起こり得る その実態と対応方法

性的ないじめについて、特に小学生を中心にその実態と対応方法を考えてきました。まとめてみましょう。

 

特に心身ともに発達段階である小学生は、被害者も加害者もそれは「性的ないじめ」であると認識できない場合が多いものです。

性的ないじめは、学校で生活する上で起こったたった一度の些細な間違いや勘違いなどがきっかけとなって始まる場合もあります。

 

また、最初は遊びのひとつという意識で始まった性的ないじめも、徐々にエスカレートしていき、取り返しのつかない事態になるケースが少なくありません。

 

小学生の低学年や中学年は、性的な表現に恥じらいを感じることも少なく、よく性的な表現も口にしますが、その中で、性的ないじめが疑われる表現が出てきた場合は、注意が必要です。

 

また第二次性徴が現れ始める小学生の高学年になると性的なことを口にするのに恥じらいを覚えますので、他のいじめと同じように、子どもの家での様子から性的ないじめの可能性に気づいていくことが重要です。

 

もし我が子が性的ないじめの被害を受けている可能性がある場合は、学校に事実関係の確認を求め、必要な先生や児童相談所、弁護士などに相談し、一刻も早く性的ないじめを止めなければなりません。

 

その時に重要なのは、我が子のプライバシーを守ることを最優先にし、親同士で意見を求めたり、SNSに投稿するなどの行為は控えるようにしましょう。

いかがでしたか。

幼少期に性的いじめに遭った経験を持つ子どもは、大人になってからも性的なコンプレックスを抱え続けたり、性産業に従事する割合が増えるという研究もあります。

 

いたずらに心配し過剰に反応する必要はありませんが、「小学生なのに大げさだ」などとは考えずに、性的ないじめについて理解し、その対応方法について理解しておくことが、我が子を守り、健やかな成長を促していくことにつながります。

 

もし、少しでも性のいじめが疑われたり心配なことがあればまずは無料相談して下さい。

 

>>>いじめに対する詳しい無料相談の方法はこちら

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